タロ子の頭の中

音楽と仕事の雑記。

フジロックで雨が降ったら検証-長靴VSトレッキングシューズ-

どーも、フジロックは毎年行きたい!と感じてるタロ子です!

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フジロックでの雨がもたらす2つの気をつけたいこと

  1. 足元が濡れる
  2. 地面が泥濘んで泥沼と化す

雨が降ったら足元が濡れるのは当たり前のことなのですが、地面が泥沼と化すとその泥に靴が負けずに侵入許さないこと&泥はねで膝下がガードされることが求められます。

泥なんて避けて歩いたらいいでしょなんて考えてるあなたへ

日中は泥を視認できるので避けて通れなくはないですが、夜はライトを照らしていても足元を視認することは難しいです。気づいたら泥沼に足を突っ込んでいてショックを受けるだけです。

通常の運動靴では確実に泥は靴を超えて中に侵入してくるレベルです。

通常の運動靴の泥に確実に負ける

撥水性のある運動靴だとしても、撥水程度で防げる泥ではありません。

通常、運動靴の中での蒸れを防ぐために空気が通る穴があるか、靴そのものがメッシュ構造になっているため運動靴は水分を通しやすいです。

泥に勝てる運動靴はない!

先に結論をいえばトレッキングシューズの方がいい

フジロックの足元に正解はない」の言葉をよく聞きますが、筆者としては断然トレッキングシューズをオススメしたいです。

どんな靴と比べてもフジロックの環境では一番適してるしメリットを比べてもダントツだと思うからです。

長靴のメリットとデメリット

メリット

  • 膝下まで広範囲にカバー
  • 泥沼なんてなんのその!気にならない!

デメリット

  • 軽量化された長靴であっても運動靴よりは重い
  • ゴム製品のため運動すれば中でかいた汗が蒸れる
  • ソールを別途買わないと長時間歩きまわるのには無理がある
  • 晴れてる場合は履いてる意味をなさない

トレッキングシューズ(ゴアテックス)のメリットとデメリット

メリット

  • ソールがしっかりしてるのでフジロック内を歩き回っても疲れない
  • ゴアテックスで蒸れない
  • 快晴で30度を超える気温であっても暑くない
  • 登山から普段使いまで、夏も冬も雨も晴れもシーンを選ばず使える

デメリット

  • 別途ゲイターを購入しないと、泥はねや靴とズボンの隙間からの雨の侵入は防げない

そもそもゴアテックスって何?

防水性、防風性、透湿性を兼ねた素材で、靴・カバン・レインウェアなどにゴアテックスが採用された製品は雨からあなたを守ってくれます

防水性、防風性、透湿性を兼ね備えたGORE-TEX®プロダクト | GORE-TEX®

防水性と撥水性は違うの?

靴やマウンテンパーカーを購入する際に「防水」や「撥水」の言葉を目にしたことはありませんか?これ言葉の意味そのままなのですが「防水」と「撥水」では雨を通さない率がぜんぜん違います

シャワーで実験するとわかりやすいですが「防水」の場合、シャワーを当て続けても水は通しません。「撥水」の場合ははじめは水を弾いてはいたもののだんだんと染み込んで水を通してしまいます。

透湿性がなぜ大事なのか

防水と防風はわかるけど、「透湿性」は聞きなれない言葉だと思う方もいるかもしれません。

「防水」が外からの水分が中に侵入するのを防ぐのに対して「透湿性」は中で発生した汗などの水蒸気を外にがします。

体から発生した汗が外に抜けないとなると、汗は肌に残ってベトベトし、蒸れればその分どんどん体内から水分を奪うため脱水症状の危険があるのです。例えれるならば蒸し風呂状態で、かなりきついです。

昔のレインウェアは命を奪う危険があった

昔のレインウェアは、防水はしっかりしていたので雨から体を守ることができても透湿性がなく蒸れて暑くなり汗をかいて脱水症状を引き起こすのです

例えば台風並みの豪雨で野外にいて、そこに雨から身を守る建物もなかった時

雨に晒され続ければ体温が下がり低体温症が起こる危険性があります。

しかし透湿性のなければ蒸れて脱水を起こし危険な状態になる可能性があります。

昔のレインウェアだと着ても着てなくても死に直面する大変危険な状態になりえたのです。しかしゴアテックスの誕生・進化により防水性・防風性で雨から体温が奪われることが防がれ、透湿性で汗を逃して、両方の危険かを回避できるようになりました。

足元は意外と汗をかく だからこそ透湿性はカギになる

 

体質にもよりますが、足元は意外と汗をかきます。汗をかいて水分を吸収した靴下のままでいると足先が冷えていき血流が悪くなるので疲れがたまりやすくなります。

雨の状況だと湿度が高いので、あまり汗かきでない人も汗をかく可能性は高まるのです。ましてフェスですから普段より運動量が高いので、ますますその確率は上がります。

トレッキングシューズを購入する時に大事なのは試して履くこと

靴下のことも考えよう

普段の生活では薄手の靴下か冬にやや厚手の靴下を履くと思うのですが、登山のシーンでは足のクッション性もかねて通常よりも厚手の靴下を履くことになります。

フジロックでも足の疲れのことを考えたら厚手の靴下もいいかもしれません。また夏フェスだけでなく冬でもはけるトレッキングシューズなので、冬用の靴下のことも考えて購入した方がいいです。

筆者は夏用の靴下の状態で試して履いて購入したら、少し厚手の靴下を履いただけで靴が合わないことが発覚してせっかく購入したのに合わない自体が発生しました。

山系のショップならば、靴下のことを考慮して靴売り場では靴下を貸してくれます。

厚手の靴下を履いた状態でぴったりなサイズを探してください

必ず店員さんに相談しよう

靴のサイズはご自身のフィット感も大事ですが、足先にどれくらい空間が余るかも大事です。ご自身の感性だけでなく、店員さんに第三者目線でチェックしてもらってください。

ゴアテックス製品のトレッキングシューズは安くはありません。後悔しないためにしっかり確認です!

どんなのを選べばいいの?

ゴアテックスのトレッキングシューズは各メーカーいろんなタイプのものを売っているのでどれにしようか迷いますよね。

ハイカットかローカットを選ぶ

トレッキングにも併用したいのであればハイカットをオススメします。また冬の防風性を考えてもハイカットがいいです。

ローカットはくるぶしが隠れないので、くるぶしに靴が当たるのが気になる方、タウンユースやランニングにも使用したい方はローカットの方がいいです。

重さのスペックも確認する

トレッキングシューズを何種類か実際に持ってみるとわかりますが、運動靴と比べると確実に重いです。トレッキングシューズは山道の凸凹からユーザーを守るためソールが厚く、そのソールの頑丈性こそが重みを増しているのです。

フジロックの場合は険しい山道なわけではないのでそこまでの頑丈性は必要ありません。重さは疲れの原因となるので、軽いものを選択しましょう。

メーカーの店に行くのもいいが、山系の店で多彩なメーカーから選ぶのが良い

初心者の場合は一体どこのブランドがよいのかなんてわかりにくいですよね。

ここはてっとり早く山系の店が選りすぐるりの各メーカーの靴を揃えてますのでそこから選んだ方がいいです。

ある程度メーカーの特性をつかんだ方は、お気に入りのメーカーの中から好みのトレッキングシューズを選ぶのもいいですね。

まとめ・オススメのトレッキングシューズはどれ?

これはここではいえません・・靴は、人それぞれ合うか合わないかが違うからです。

筆者は周りの友人に聞いてオススメメーカーのトレッキングシューズを購入しましたが合いませんでした。そこでたくさん試して履いて自分に合う一足を見つけたんです。

皆さんも、ネットのオススメ情報に惑わされず、自分で選び切ってください!